筆跡鑑定

鑑定内容

 

【自称筆跡鑑定人の世界】

 

 

じつは、筆跡鑑定には国家資格等が存在しません。

そのために、自称さえすれば、誰でも筆跡鑑定人になれてしまいます。

 

自称鑑定人の世界

 

 

残念なことに、筆跡鑑定の世界は「エセ鑑定人」「にわか鑑定士」と呼ばれる

私的に有利な鑑定書を「商い」とする「自称鑑定人」も多く存在しています。

 

現在、日本では「自称鑑定人7割」「正鑑定人3割」と言われ前者が圧倒的数を占めています。

 

そのため、民事では原告・被告の双方から「自称鑑定人の私的鑑定」が提出され、泥仕合に

・・その後、裁判所嘱託・・えっ、うち!ですか・・(拗れたのばかり)><

(断りませんよ・・でも・・少しは・・ねぇ~)

 

 

次項、自称鑑定人の最大派閥 「探偵」 と 「筆跡診断」 の方々をご紹介します。

 

 

【探偵と筆跡鑑定】

 

“筆跡鑑定”をインターネットで検索すると多くの探偵が筆跡鑑定を項目に加えています。

一見すると何とも不思議な組み合わせです。(ある意味日本独特ですよね)

 

その最大の理由は自称筆跡鑑定人の多くは元探偵だからなのです。

 

探偵、自らが 鑑定人 を自称するケースも後を絶たず

また実際に、元探偵のエセ鑑定人による詐欺事件で逮捕者も出てしまいました。

 

この方々、何故か正体不明の方々多く・・よくよくお話を聞くと元調査業?(なんだそれ)

 

この元探偵たちの現役時代は人事調査や企業調査とされるものを行っていました。

この方たち、元々探偵に売るのが主な商売だったそうです。(つまり下請さんですね)

 

何度か筆跡鑑定の手伝いをし、その後“独学”で鑑定を行うようになった・・とか

 

鑑定の方法は、判定根拠を示さず、読めば読むほど、良く分からない内容になっています。

 

そして、自分がどれだけ優れているか経歴や学歴を誇張します。

 

次に判定基準のベースとなる独学の素材を見せて頂くと、数々の筆跡鑑定書

その中の一部分を切り取り貼り合わせて文章を作成します。

 

こだわりは、様々な営業的マーケティングテクニックと心理学を駆使すること

 

鑑定書は基本的には依頼者有利に書き上げるのですが、

 最初は簡易鑑定と称し2~20万程度で始まります。(値段は相手しだい)

 

鑑定書の内容は、良く分かりません。さらなる鑑定が必要です。と書かれています。

 

方向性は最初から決まっているので、異筆者の可能性が見受けられるなど・・誘い込みます

そして、徐々に価格を釣り上げて行く商法を行います。

 

これら「探偵」の興味は営業手法であり、筆跡鑑定の精度や確率ではありません。

そしてなぜか、自ら「筆跡鑑定人」であると名乗る方もいます。

(恥ずかしくないのでしょうか?)参照=鑑定人の選び方

 

非科学的なエセ鑑定書「営業商材」を仲間の探偵に売る。

それを他の探偵に売らせるという構図が出来上がっています。

 

このような探偵の自称鑑定人たちが非常に多いのが、日本の現状なのです。

 

 

 

【筆跡診断/筆跡心理学】

 

これは悪の手法と呼ばれ、人道に悖る「差別」のための道具です

 

英語では“Meanest false charge”=「最も卑劣な言い掛かり」と呼ばれる手法です

 

世界中の知識人が英文や仏文で書籍等を出しているので参考になさると良いと思います

 

斜に構え、100歩譲って読んでも、弾圧にあたいする代物です

 

 

 

【人種差別のために開発された筆跡診断】

 

筆跡診断は1970年代にフランスの筆跡学(疑似科学)から分離した新しい手法です。

 

当時のヨーロッパでは「差別は人類悪」との考えによる政策や方針が敷かれていました。

しかし実際の社会では、差別だと主張し企業を脅し金品を要求する事件が多発していました。

 

そのような混乱状況の社会において

水面下で人種や宗教の識別が出来ないか、と考え出されたのが筆跡診断です

 

識別の方法は、履歴書や経歴書などの書類から、独自判定しようとするものです。

 

人の名前には地域性があるのを知る方も多いと思います。

また名前には国民性もあります。さらに出身地区には特定の信仰心も潜在します。

これらを利用して、人事採用者や敵対する相手を調査し、排除または脅すというものです。

 

日本では1980年代に持ち込まれました。

日本ではマイノティ排除、つまり部落出身者在日外国人を書類から識別していました。

人事採用書類などから勝手に排除したり、総会屋対策、団体対策と称し差別を行っていました。

 

お気づきの方は多いと思いますが、根拠が存在しません。まったくのハッタリです。

名前や住所・出生地だけで判定されてしまいます。例外はロスと切り捨てられます。

 

“筆跡” ・・ この語句は ・・ 単なる隠れ蓑

実際は ・・ “差別は儲かる” ・・ これが真相

 

科学的な検証や判定のバックボーンは何も存在しないのです。

本人の知らない所で好き勝手に判断、差別されたとしたら・・怒りが込み上げてきます。

 

この手法は人事労務コンサルタントなどが主に行っていました。

営業の方法は、その中小企業のオーナーを賛美することから始まります。

そしてウイークポイントを見つけ、少し心配な所があると言い、誘い込みます。

当然ですがハッタリですから・・需要が広がることはありませんでした。

 

【性格差別するための筆跡診断】

 

すると、この方々、なんと「筆跡で性格がわかる」と言いだしました。

つまり客先を企業から個人へシフトさせて来たのです。

 

 

筆跡で性格差別を行い「落ちこぼれ」を創ることで、

ビジネスになると考えだされたのが「筆跡診断」です。

 

 

根拠が無いものを説得し金品を要求することになります。

 

そこで心理学が持ち込まれました。手法は「バーナム効果」と「コールド・リーディング」

 

 「バーナム効果」

 誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる正確なものだと捉えてしまう心理学の手法(Wikipedia)

 

 「コールド・リーディング」

 外観を観察したり何気ない会話を交わしたりするだけで相手のことを言い当て、相手に「私しはあなたよりもあなたのことをよく知っている」と信じさせる話術(Wikipedia)

 コールド・リーディングは、詐欺師・占い師・霊能者などが、相手に自分の言うことを信じさせる時に用いる話術である。(Wikipedia)

 

この悪の商法は女性と子供をターゲットとし多くの問題を排出するようになります。

 

12歳の女の子を相手に性格を直して上げると近づき金品を要求する脅迫未遂事件も勃発。

ヨーロッパでは筆跡診断は、いじめ問題に発展、自殺者も出て社会問題化しています。

 

筆跡で性格がわかることは、科学的にありません。

ですから、筆跡が変わっても、性格は変わりません。

筆跡が変わっても、昇進や収入、恋が実ることも、絶対にありません。

 

疑似科学による筆跡診断は「性格的差別」であり「差別の道具」です。

 

このような「いい加減な商法」で

傷ついたり、自殺者などの被害者は、いつも「子供」です。

 

「子供たち」を守るのは、大人の責務です。

 

 

冒頭ににも書かせて頂きましたが「筆跡診断」は

“Meanest false charge”=「最も卑劣な言い掛かり」と呼ばれています。

 

 

【筆跡診断は筆跡鑑定もできる?】

 

この領域の方々は、昆虫のように脱皮し外見が変わります。(本質は同じです)

 

心理学手法を得て、ホントは「筆跡鑑定」も出来るのだ・・と言いだした彼ら

 

 

鑑定の方法は、とても簡単です

まず、事情を聞く、それから資料を見る、そして私にはわかると説く

 

 

例えば、筆跡の一部分を指摘し「この形状は希少筆跡といえる」とか・・

「このような書き方をする人はそうは多くなくい異筆者の可能性が高い」とか・・

一見すると普通に見える鑑定書ですが、これが「ニセ心理学」による小手先なのです。

 

 

判断の仕方、比較する文字の選出の方法や基準、

筆跡特徴として捉えた希少性や恒常性の根拠や基準は示しません。

 

そして、筆跡のどこの個所にも当てはまる曖昧な表現方法を多用します。

 

 

このような「多くの場合に当てはまる事象」や「正反対の性質を持つ語句」

「どうとでも取れる表現」などを上手に組み合わせる事で

"エセ鑑定人"たちは「私的に有利な筆跡鑑定」を可能にしているのです。

 

これこそが、詐欺師、占い師、霊能者などが行う「ニセ心理学」の手法である。

と、言えるのではないでしょうか。

 

 

また、先のコール・ドリーディングでは自身の準備が一番大事なことです。

さまざまな小物や資料を用意します。そして、芸名を名乗り、本まで書いたりします。

そして、存在しないニセ学問「筆跡学/筆跡心理学」の研究者であると語ります。

 

 

さらに、国家資格の存在しないニセ士業の講座を開いたりもします。

士業とは、資格自体が国家資格などの専門性と公益性も兼ね備えています。

ですから、存在しないニセ士業「筆跡鑑定士/筆跡診断士」を使用する営業行為は、

ニセ警察やニセ弁護士を名のる「振り込め詐欺」を彷彿する行為で“不法行為”です。

 

 

自ら筆跡鑑定の学識者・専門家であると名乗れば“詐欺”になります。

 

ですから、相手が勝手に学識者・専門家と勘違いするように

ハッ○リを仕掛け信用させる必要があるからです。

 

そこで、自称鑑定人たちは「ニセ心理学」を利用するのです。

 

 

当然ですが「裁判用資料」として提出しても誰にも認めてはもらえません。

 

参考になる書籍もたくさん出ています。

マーティン ガードナー(著) 「奇妙な理論」
マイクル シャーマー(著) 「なぜ人はニセ科学を信じるのか」
マイケル・W. フリードランダー (著) 「きわどい科学―ウソとマコトの境域を探る」
古澤 照幸(著) 「ニセ心理学にだまされるな!」

 

また筆跡診断の基本は人事で「差別」を行うこと、すなわち人事調査の経験者です

ですから、経歴・学歴はデタラメな場合がほとんどです。

 

書かれた学歴を大学に照会すると、データの一部が欠落・・えっ偶然?(違うでしょ)

嘱託?・・え~っ嘱託記録が無いの!(言ったもん勝ち・・てか)

小手先やテクニックにはたけているのに・・なんで詐欺ギリギリの世界で「商い」するのでしょう?

 

 

また、パクリも大得意です。

 

他人の論文や鑑定書に書かれた内容を、

さも自分の研究のように、自鑑定書や自サイト内に無断引用したりします。

 

 

 共同研究者でもないのに、勝手に他人の論文内容や鑑定書を

自鑑定書やサイトに使うのは著作権侵害で盗作・盗用です。

 

学会提出された論文は学会のもの、学会と研究者の承諾が必要なのです。

 

他人の論文や鑑定書を、無断で勝手にコピー・引用し自らの鑑定書やサイトに掲載する行為は

Wカップの際、無断で勝手にTV中継した北○鮮以下で“泥棒”です。

 

他人の論文や鑑定書の内容を、自分の研究と称して営業を行う行為を“詐欺”と呼びます。

 

どんな研究者でも実験し苦しんで試行錯誤し考え貫かれた結論です。

そうやって生まれた自分の文章の一説がエセ鑑定人の鑑定書やサイト内で発見される。

 

・・どんな思いになるか・・想像できるでしょ・・

 

今から10年大学行って勉強してこいよ!(`×´) プンプン!!

 

 

・・尚・・

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  ・・ 診断風でしょ (^ ^ ・・

 

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