世界が注目する日本の法文書研究者 |
【世界が注目する日本の法文書研究者】
![]()

![]()
現在世界で使われている文字種は、ものすごく大きく別けて5種類
| アルファベット | = ラテン文字, キリル文字, その他 |
| アブジャド | = アラビア文字, ヘブライ文字, その他 |
| アブギダ | = タイ文字, エチオピア文字, その他 |
| 音節文字 | = ハングル, 女書, その他 |
| 表語文字 | = 漢字 |
自民族文字の筆跡鑑定研究は
各国の警察研究所が中心となって急速に進められています。
筆跡鑑定の世界では、アルファベット文字と、漢字類文字の検査方法には
大きな違いが存在すると考えられています。
英文字による文書の筆跡鑑定と、漢字を含む文書の筆跡鑑定の方法は
まったく違うと言っても、過言ではありません。
つまり、イギリスやアメリカで行われている英文による筆跡鑑定方法と
日本語による筆跡鑑定方法は、明瞭な違いが存在すると言うことです。
明らかに別物と言えます。
![]()
【アメリカの筆跡鑑定事情】
上記でご説明したように、全く異なる鑑定法である英語圏のアメリカやイギリスなどの
研究者達が、今、日本の筆跡鑑定研究に注目しています。
その最大の理由は、漢字類文字に関する筆跡鑑定の研究力は
文句無しに日本の警察研究者が、世界のトップの座に君臨しているからです。
現在、英語圏であるイギリスやアメリカなどでは事件に関わる
漢字類文書の証拠資料が年々急激に増えつつあります。
それは、アジア人の大量移動により国境を越えての犯罪や事件が
急速に増えているからだと考えられています。
中国や台湾などの漢字圏やアメリカ本土でも漢字類の筆跡研究は進められています。
ですが、実戦力、幅の広い対応能力、研究内容の質・・・これらの問題を考えると
今まさに直面している自分達の問題に、日本人研究者の論文が
何とか生かせないかと考える研究者が多いための
需要の拡大だと考えることが出来ます。
![]()
【注目される日本の研究者】
別の面でも日本の筆跡鑑定研究者は熱い注目を集めています。
これを書いている筆者はニューヨーク州のとなりにある州の大学で法科学を学びました。
ですから現在も、アメリカ東部エリアには多くの友人が法科学の職に在しています。
近年、アメリカの友人の多くから漢字類文字に関する
鑑定方法の問い合わせが来るようになりました。
友人のアメリカ人法科学者が、どこから手に入れて来るのか
日本の学会論文の日本語コピーを持ってきます。
そして、この日本語表現が解らないから教えてくれと・・・。
・・・だいたいの概要を説明し話が終盤にさしかかる頃・・・
そぉ・・・言えばさ・・・もう少しだけ質問させてくれる?
その友人曰く、彼らが密かに興味を示しているのが・・・
年々壮絶になる「科警研」対「科捜研チーム」の法文書研究対決!
(別に対決している訳では無いのですが・・・)
・・・研究内容を超簡単に説明すると・・・
「科警研=王道、筆跡鑑定法」 対 「科捜研=進歩的、筆跡鑑定法」
(私感です、ごめんなさい。でも英語を訳すとこんな感じで捉えています)
現在の科警研、法文書研究者のトップは女性です。(それもかなりの美人)
対する、警視庁科捜研や他府県科捜研などイケメン揃いの法文書研究者集団。
(警察研究者は身だしなみがキッチリしている方が多い・・・)
(見た目だけでも絵になるのに・・・問題定義や分析能力も・・・すごい)
・・・ ↑ ・・・ (^ω^;)え~とね
美女と野獣の意味ではありません・・・深読みせず、素直にね♪
この両者、世界的にみても超ハイレベルな研究領域でバトルしています。
そもそも、研究に勝ち負けなんかはありません・・・でも・・・
同系列の研究において、アメリカのDr・・・・とドイツのDr・・・・の論文が面白い、などは
良く聞く話しなのですが、この法文書、
同国内で火花散らしてドンドン進化し、目覚ましい発展を遂げています。
研究着目も面白いし、精度もかなり高い、尚かつ発展の兆しが明らかに感じます。
こう言った類の話し、アメリカ人は本当に大好きだし飛びつきますよねぇ~。
別にアメリカ人じゃなくても、法文書担当でなくても・・・かなり興味ありありです。
アメリカの友人から届くメールの内容は、報告される研究の内容の概要、
前年との違いなど、真剣そのものです。
でも中には、学会でのMs“S”の服の色は?・・・科捜研チームは誰が?・・・
あのね・・・Dr です! それに・・・関係ないでしょ・・・君の研究に・・・ヽ(-"-;)
それ程、注目度が高いという証拠ですよね^^
これらの日本の法文書研究報告のレベルは、
世界的に見ても本当に高いレベルにあり
世界の研究者に多大な影響を与えているのは事実なのです。
◇ ◇ ◇
日頃、一般の方々は知りたくても、なかなか難しい世界のお話しです。
法文書鑑定の研究者は、よく誤解されていますが
大学の文学部研究室で分厚いメガネを掛けヨレヨレの白衣でマスコミに登場し
筆跡を語る方々と、何から何まで全然違うのが・・・お解りになりますか?
・・・法科学の筆跡研究者は・・・
理系の切れ者(クールでスマートな方)が多いのが真の姿なのです。
日本の研究者って・・・なかなか・・・やるでしょ・・・ヾ(。ゝω・。)
(忙し過ぎて、カリカリしてるだけさ!・・・なんて話もありますが・・・また別の機会に)
