DNA鑑定

DNA個人識別

 

【DNA個人識別】

 

現在のDNA鑑定による個人識別能力は極めて強力です

 

DNA個人識別

現在の主流試験方法=マルチプレックス Identifiler PCR Amplification

この試験方法で全てのDNA型が一致した場合

日本人の統計的出現頻度を用いて計算すると

つまり、4兆7千億人分の1人

この天文学的数字は、他人が偶然に一致することは無い!

と言うこと、なのです

さらに、現在DNA型鑑定の主流となっているPCR法によるSTR型検査に必要とされる量は

極めて微量な試料からもDNA抽出を行い鑑定することが可能となっています。

その精度は、1ngのDNA資料量から鑑定することが可能なのです。

(ng=ナノグラム=10億分の1グラム)

 

【何からDNA検出できる?】

ニュースや警察関係から発表される

DNA検出されたとするものは実に多種に渡ります。

変わったものを少しだけご紹介すると

毛髪、爪、体液、靴、食べかけのリンゴ、飲みかけの缶コーヒー・・・・などなど。

みなさんは「えっ~そんな物からDNA検出できるの~←(謎!」て言いますよね。

この「←(謎!」を教えちゃいます。

[前提] = DNAは人の体を構成する、すべての細胞に存在する。

だから、細胞の付着しているところを探します。 

   毛 髪 = 毛根からDNAを探します。
   唾 = 内頬から剥がれたDNAを探します。
   指 紋 = 皮膚から剥がれたDNAを探します。
   手 袋 = 顔や皮膚から剥がれたDNAを探します。
   切 手 = 内頬から剥がれたDNAを探します。
   シーツ = 染みや体から落ちたDNAを探します。
   携帯電話 = 耳のあたる部分と話口の部分からDNAを探します。
   メガネ = 耳の部分と鼻にあたる部分からDNAを探します。
   腕時計 = 時計の裏側、皮膚に触る部分からDNAを探します。
   歯ブラシ = 歯肉にさわるブラシの部分からDNAを探します。
   缶ジュース = 口の触る飲み口の部分からDNAを探します。
   たばこ = 吸い口の部分からDNAを探します。
   帽 子 = 帽子の内側、皮膚に触る部分からDNAを探します。
   着 衣 = 着衣=襟裏や袖、皮膚に触る部分からDNAを探します。
   靴 = 靴の内側から持ち主のDNAを探します。

 

つまり、最新のDNA鑑定技術では、どんなものからでもDNAを採取してしまいます。

 

【個人情報保護の原則】

 

最近訪れたアメリカの法科学研究所には

毎朝、定期便が届きます。

 

 

その中身は”ゴミ”

このゴミから採取されたDNA型を解析すると

限られたスペース内に、どのような人物が何人いて

どのような行いをしたかが解ります。

 

また、最新のSNPsという解析技術を応用すると

そのDNAを持つ人の髪の色、目の色、肌の色、体躯までもが判明してしまいます。

 

本当に様々な物からDNAが採取され捜査に利用されています。

 

このサイトを読まれている方々には「へぇ~」とか「怖いなぁ~」と、

感じる方々は多いはずです

 

DNA個人識別は、究極の検査方法です

(世界中で研究が進められ、日夜ドンドン進化しています)

じぁ~誰のDNAを採っても、良いのか?

 

それは”絶対!ダメ”なのです。

 

2003年10月ユネスコより「ヒト遺伝情報データについての世界宣言」が出されました

 

DNA検査の利用目的として、法医学・医療・研究・法廷での利用、以外での禁止!

そしてインフォームドコンセントの徹底!

 

これは「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」を意味します。

検査者は「被検査人が間違いなく本人である事実」を確認する義務があります。

そして「説明責任・検査内容理解」それを条件にした「合意」を得ると言うことです。

 

つまり、第三者などが勝手に他人のDNAを調べちゃダメって事です。

 

機材だけ買えば、だれでも調べられるじゃん! 

 

それは㍉! ご安心下さい

 

解析には、ヒトの塩基配列や各遺伝子のデータが必要です

このヒトの遺伝子データは、簡単には手に入りません

(学会などで科学者として認知されなければ利用は出来ません)

 

それに、分析機器があっても、前処理やDNA抽出、定量や測定などや、

どの試験試薬をどう扱うか、ヒトの試料を扱う専門の知識と技術が必要です。

 

さらに、まぐれで分析成功しても、その試験データどう読むの?

 

イレギラーや突然変異、特異性の判断はどうするの?

 

 

DNA型鑑定の正確性とは、

全ての試験結果と状況を総合的に判定する

鑑定人である、ヒトの判断によるものなのです。

 

 

だから、DNA鑑定の専門知識と実務経験が絶対必要!なのです

 

 

・・(^^;・・今から勉強してみる?・・

 

 

因みに、遺伝学・生物学・薬学・医学・法科学の修士以上であれば

アメリカかイギリスの認定センターで

最短6ヶ月~最長18ヶ月の研修を完了・認定試験に合格すれば

DNAテスター(DNA試験士)の資格が得られ

アメリカ・イギリス・オーストラリアの法科学研究所・DNA研究所で働けます。

 

※残念ながら法科学学士/修士は、日本の大学にはありません。

 

 

【DNA個人識別 ご相談・お問い合わせ】

 

「弊所研究員」と「当事者である各被検者」が

DNA個人識別の内容について、よく説明を受け

「各被検者」が理解した上で、方針に合意した場合にのみ

DNA検査/DNA鑑定が可能になります

 

どのよう場合ならDNA検査可能なのか?

 

どのような書類を作成しなければならないのか等

お問い合わせ頂ければ、誠意を持って対応させていただきます。

お気軽に、ご相談下さい

 

 

 

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