鑑定内容 |
【画像解析 / 防犯映像解析 / 写真解析】
弊所では、写真・画像やビデオに写された画像から
物体の大きさ・距離・速度等を計測する画像計測処理
防犯カメラ・防犯ビデオ、写真画像などに写された画像から
画像の鮮明化、画質の改善等の画像工学処理
個体識別・紫外線や赤外線あるいはレーザーを使った分析など
これらの研究 および検査/鑑定を行っています。
【弊所での取り組み】
防犯カメラや一般ビデオ機などで撮影された、重要な証拠と成りえる画像や写真、
映像などが、鮮明でなかったり、ピンボケしていたりする事が良くあります。
このような場合は、統計処理や数学的手法を駆使して画質処理を行い改善させます。
また、画像を拡大するとギザギザのような形が出て画像が識別できない場合は、
数学の分野であるフラクタル幾何学を用い画像の修正を行います。
さらに、撮影された被写体などの大きさ高さなどの解析には、
写真計測法を応用することにより計算化され的確に大きさ高さなどを知る事ができます。
弊所で行われている画像解析の技術は、
航空写真や衛星写真などから地図を作製する技術と機材を基とし
応用され解析を行っています。
この画像処理技術は、単に不鮮明画像の鮮明化だけに留まらず、筆跡(印章)などの
科学解析や残留指紋の復元技術、交通事故鑑定の証拠写真の解析など等、
さまざまな分野で応用されています。
【多発する問題点】
現在この防犯画像処理技術が最も進んでいると言われているのがイギリスです。
以外と思われる方々も多いかと思います。(事実わたしもそうでした)
BBC が進んでいるから?←残念!違います。
現在世界中で防犯カメラが最も設置されている国、それがUK=イギリスなのです。
設置台数が多いだけじゃん・・。←それもハズレ。
実際に犯罪の抑止力効果は高いと思科されます。
しかし、予測されなかった犯罪の多くが防犯カメラ内に大量に保存され、
検挙出来ず、ただ闇雲にストックされ社会問題化した最初の国、それがイギリスなのです。
そのため、防犯カメラ映像の解析技術は警察、自治体が中心となり急速に発展しました。
つまり、卓上論により発達した技術ではなく、
実際に起きた事件を、次から次ぎへと処理され、
現場主義による技術の進化だったのです。
さらに、この防犯画像/映像解析の分野での、最大の敵は情報の漏洩でした。
イギリスでも、ただ単に画像/映像の解析を行う民間会社やメーカーは山ほどあります。
防犯画像/映像はマスコミやTVにとって最も美味しいジャンルなのです。
極秘のはずの研究所から防犯画像/映像を持ち出されTVに流れた事件も起こりました。
これらの事実により、セキュリティーも独自に進化したのでした。
(国内に目を向けると、ある警備会社からの画像解析がスッパ抜かれましたよねぇ)
(その後、この警備会社は、対応にどれほどの人手とお金が掛かったのか・・・)
(また、エレベータ内で起きた暴行現場映像などもネットやDVDで流出しています)
(被害者は当然の権利として管理側を相手に訴訟を起しています・・・)
日本国内の場合、現状は無法状態、つまり画像の垂れ流し状態です。
お金のある会社は良いでしょうが、財務が弱い会社は・・・なくなります。
弊所では、この技術と問題点を大いに参考にさせて頂きました。
勿論、全ての技術がそのまま現在の日本に適応出来るとは考えてもおりません。
まだまだ、模索中ですが確実に結果・実績として表れてきています。
取り組みが早かったおかげかノウハウも随分蓄積されました。
これからも、この分野、極めて行きたいとスタッフ共々努力しています。
【弊所での実例】
[防犯カメラ] | |
・被写体の鮮明化、ピンボケ画像の復元により容疑者特定。 | |
・無灯火トラックのナンバープレートを防犯カメラより鮮明化、容疑者を特定。 | |
・防犯カメラで保存された映像データの改ざんを証明。 | |
[交通事故] | |
・証拠写真の解析、被写体測量し衝突速度を判明。 | |
・路上痕跡画像を特殊処理、制動方向を判明、供述を覆した。 | |
[筆跡(文書・印章)鑑定] | |
・筆圧などのマイクロ測量、光学解析などにより偽筆を判明。 | |
・印鑑、印象画像をマイクロ計測し偽造を判明。 | |
[遺留現場] | |
・血痕解析、壁面衝突痕跡などを計測し速度方向を精査 | |
[競技鑑定] | |
・スポーツ中に発生した、事故原因の究明などを映像/画像を用い位置関係計測を行い | |
・測定結果を3D化し再現しました。 |
(係争中の案件が多く実際の画像を紹介できません。ペコリ(o_ _)o)))
(サンプルを作製しましたが、白々しくて・・・アウトです)
(暇を見つけて、作り直しUPします(-。-;))
【秘保】
画像/映像/写真などの解析は、自研究所内で処理されています。
ご依頼内容の機密事項は、厳重に守られています。
お気軽にお問い合わせ下さい。
|防犯カメラ |画像から顔の識別 |撮影日時と時刻を特定する |依頼のしかた/画像解析費用 |
【科学捜査読本@法科研・絶賛発売中!】
『科学捜査』 あの事件の犯人は、 これで浮かび上がった! (主婦の友ベストBOOKS) 主婦の友:刊 法科学鑑定研究所 定価:1575円 ISBN978-4-07-273838-2 |
『犯人は知らない 科学捜査の最前線』 (ナレッジエンタ読本) メディアファクトリー:刊 法科学鑑定研究所 定価:945円(税込) ISBN:978-4-8401-3033-2 |
||